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theGroundBreaking 2006
宇治野宗輝「Ujino and the Rotators」 ノイズ音とビートがコンクリート空間に鳴り響く。ターンテーブルではBoston、Queenといった面々のレコードに突起がついたオブジェが周り続ける。宇治野は昭和40年会や村上隆との作業で近年注目を浴びている美術家だ。ブース横には「Back To The Future」のタイムマシン改造デロリアンが映画そのままの姿で置かれている。回り続ける光と反響する音像は詩的だ。
ビートニクスの詩人、ブライアン・ガイシンは回転するターンテーブルの上にスリットを置き目を閉じた状態で見える光の像を詩と呼んだ。テクノパフォーマンスはそんな知覚世界を形成する。作家がサウンドスカルプチャーを用いてパフォームする姿はどこかレトロだ。宇治野と同時代の美術家たちが好みそうな表現であり今一歩何か1つ欲しい事実はいなめない。コンテンポラリーダンスは同時代性との接点が決して多いとはいえないジャンルである。40年代生まれの作家によるレトロポップなパフォーマンスはこの素朴なインタラクションは若手作家達にとってパフォーマンスやアクションの面白さを引き出すアイデアとしてヒントになるのではないだろうか。
(1月20日 BankART NYKホール)
03/28/2006 吉田悠樹彦
舞踊学者。音楽舞踊新聞(音楽新聞社)、ArtsCure(DanceProjectSequence)に定期連載を持つ。他にCutIn (die pratze)などにも舞踊評を執筆。舞踊学会、World Dance Allianceアジア・環太平洋、Association for Dance and Performance Telematics:ADaPT(日本支部主任調査員・プロジェクトリーダー)。一方でテッド・ ネルソンとProject Xanadu のアシスタントを2000年より勤める側面も。伝統的な舞 踊文化を視野に入れながら、ダンスとテクノロジー、サイボーグ文化などメディア・ テクノロジーとの接点も研究対象とする。2005、2006年度アルス・エレクトロニカ Digital Community部門国際アドバイザー。 http://yukihikoyoshida.hp.infoseek.co.jp/yoshidayukihiko.html
宇治野宗輝「Ujino and the Rotators」 ノイズ音とビートがコンクリート空間に鳴り響く。ターンテーブルではBoston、Queenといった面々のレコードに突起がついたオブジェが周り続ける。宇治野は昭和40年会や村上隆との作業で近年注目を浴びている美術家だ。ブース横には「Back To The Future」のタイムマシン改造デロリアンが映画そのままの姿で置かれている。回り続ける光と反響する音像は詩的だ。
ビートニクスの詩人、ブライアン・ガイシンは回転するターンテーブルの上にスリットを置き目を閉じた状態で見える光の像を詩と呼んだ。テクノパフォーマンスはそんな知覚世界を形成する。作家がサウンドスカルプチャーを用いてパフォームする姿はどこかレトロだ。宇治野と同時代の美術家たちが好みそうな表現であり今一歩何か1つ欲しい事実はいなめない。コンテンポラリーダンスは同時代性との接点が決して多いとはいえないジャンルである。40年代生まれの作家によるレトロポップなパフォーマンスはこの素朴なインタラクションは若手作家達にとってパフォーマンスやアクションの面白さを引き出すアイデアとしてヒントになるのではないだろうか。
(1月20日 BankART NYKホール)
03/28/2006 吉田悠樹彦
舞踊学者。音楽舞踊新聞(音楽新聞社)、ArtsCure(DanceProjectSequence)に定期連載を持つ。他にCutIn (die pratze)などにも舞踊評を執筆。舞踊学会、World Dance Allianceアジア・環太平洋、Association for Dance and Performance Telematics:ADaPT(日本支部主任調査員・プロジェクトリーダー)。一方でテッド・ ネルソンとProject Xanadu のアシスタントを2000年より勤める側面も。伝統的な舞 踊文化を視野に入れながら、ダンスとテクノロジー、サイボーグ文化などメディア・ テクノロジーとの接点も研究対象とする。2005、2006年度アルス・エレクトロニカ Digital Community部門国際アドバイザー。 http://yukihikoyoshida.hp.infoseek.co.jp/yoshidayukihiko.html