(脚注1)

私たちは自然な欲求として「健やかで美しい心とからだ」を求めています。しかし必ずしも アカデミックな研究成果を探求しても、また体育学の中のみをみていても一般の社会に還元され ません。情報環境、都市環境、そして生活環境を考える上で「余暇」ないしはリラクゼーションは かかせない事柄です。もちろん「余暇」としてのスポーツを考えるのであれば、エクスサイズや 種目そのものに対する研究は必要です。しかしそれのみならず、「余暇」や「遊び」という概念の 本質をとらえることで、具体的なエクスサイズのみならずその周辺領域に存在する関係者との 対話は必要なはずです。また専門家に対する一般的な人々の直感的な不満・問題提起にも問題 発見/解決を行っていくべきです。さらに情報環境、生活環境や都市環境の設計/プラニングする 立場の人々と手を取りあって社会における「こころ」と「からだ」の在り方を論じる事があるべき です。