舞踊学FAQ
このページではUsenetでリリースをされているFAQ(Frequently Asked Questions)のように情報を下さった方のクレジットを貢献(Contributuion)という形でいれるというネットワーク文化の延長として舞踊学に関する情報・経験を集積していくことが出来ればと思います。
舞踊学の為に有益な情報源
*国内から書籍を購入する場合洋書
*国内から書籍を購入する場合:和書「日本の古本屋」(cf国内の洋書もわかります)日本語
◆ドイツ語圏の場合
*ドイツ・ナショナル・ライブラリー
ドイツでは大学内を横断的に新聞・雑誌を検索できるようにしてあります。このサイトから表現主義時代のドイツの新聞・雑誌を検索することが可能です。
*平井正,「ベルリン」, せりか書房 はこの時代を知る上で便利です。
*当時存在していた新聞はその期間の全ページを確認すべきである。特に地方紙は必須である。
*ドイツの国立図書館に行く
舞踊及び舞踊学を学ぶ人に対するテクノロジーに関するFAQ
▼サーバーシステム
Canopus 社の映像配信サーバー システム
http://www.canopus.co.jp/catalog/mediaedge/mediaedge_index.htm
を調査しておりましたが、
某有名大学の芸術系のセンターで
舞踊のアーカイヴを製作しておられる
若手の優秀な研究員より
どうせ購入するなら
アマチュアの中で高レベルのユーザーを対象とした
上記のメーカーからでは無く、
プロの映像機器を製作しておられる下記のメーカーから
もっと高性能の物を購入すべきであると
Megafusion 社
http://www.megafusion.co.jp/visual/index.html
の製品を教えて頂きました。
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▼ キャプチャーの為に
VHS ビデオ テープの映像を Mini DV テープに
コピーすることなく、直接にパソコンに取り込んで
映像ファイルに編集できる Video Capture ボードの
一例を紹介させて頂きます。
Canopus 社
http://www.canopus.co.jp/catalog/video.htm
の
DV Storm 2 Lighat
(定価12万円弱
http://www.tsukumo.co.jp/shop/
や http://www.videokinki.co.jp/
での実売価格は もっと安いです
)
を、既にお持ちの Windows パソコンの PCI スロットに
搭載すれば、
VHS ビデオ デッキからの映像も、
明るさや色合いを調節しながら
直接にパソコンに取り込むことができます。
デジタル ビデオ カメラからの映像も
直接にパソコンに取り込むことができます。
実売価格10万円に近い投資になりますが、
画質の高さ・編集された映像を確認する速さの
性能は、
使用する Video Capture ボードの価格に
ほぼ比例しますので、
予算が有る場合には、
高価な Video Capture ボードを購入する価値は
確実に有ります。
お手持ちの Windows パソコンで
Canopus 社 DV Storm 2 Lighat が稼動するかどうかは、
販売店に依頼すれば、調査してくださいます。
上記のボードに付録のソフトウェアだけでも
DVD ビデオを作成できますが、
もっと高速に DVD ビデオ用の MPEG2 映像ファイルを
作成したい場合には、
MPEG2 映像ファイル作成専用ボードが追加された
DV Storm 2 Light for DVD
定価14万円弱、実売価格は もっと低い
が
有ります。
上記に付録の映像ファイル編集ソフトだけでも、
編集結果を高速に確認できる
(この点が、安価な Video Capture ボードでは実現できない、
高価な Video Capture ボードの長所です)
のですが、
Adobe Premiere の映像編集ソフトを追加すると
DV Storm 2 for DVD
定価19万円弱、実売価格は もっと低い
に
なります。
パソコンで編集した映像ファイルを
Macintosh 用の Quick Time 形式など
様々な映像ファイル
Canopus DV, Microsoft DV, Video for Windowsコーデック,
Microsoft MEPG4, DirectShowコーデック, QuickTime,
MPEG1(カノープスコーデックによる),
MPEG2(カノープスコーデックによる),
Windows Media Video, RealVideo
など様々な映像ファイルの形式で配布できるように
変換する作業を、
安価なソフトウェアよりも
高速に・高画質に行いたい場合には、
Canopus 社 ProCoder 定価10万円弱
などが
有ります。
画質の高さ・変換の速さの
性能は、
使用するソフトウェアの価格に
大きく依存しますので、
共有の映像編集室など
ある程度 大型予算を投入できる場合には、
高価な Video Capture ボードや
映像ファイル変換ソフトを
購入する価値は有ると存じます。
▼自分で動きを取り込むために
家庭用の デジタル ビデオ カメラで採用されている
DV 規格では、長時間に渡って撮影して
パソコンに取り込みますと、
映像と音声が ずれる 危険性が有りますが、
DVCAM の規格にも対応したビデオ カメラで撮影して
パソコンに取り込みますと、
映像と音声が ずれる 危険性を減らすことが
できます。
DVCAM の規格に( DV の規格にも)対応した
ビデオ カメラが、東京都 秋葉原の
TSUKUMO キャプチャ王国 (5号店)
http://www.tsukumo.co.jp/shop/
にて、
安価な物は 20万円代から販売されていました。
大阪 日本橋の「ビデオ近畿」というお店
http://www.videokinki.co.jp/
でも
DVCAM の規格に対応したビデオ カメラは
購入できると存じます。
DVCAM の規格の映像をパソコンに取り込むためには、
それに対応した Video Capture Board (Card) を、
デスク トップ パソコンに搭載する必要がございます。
例えば
Canopus 社 http://www.canopus.co.jp/catalog/video.htm
の Video Capture Board (Card)
EZDV SX (定価4万円弱、実売価格は それ以下)
DVRaptor-RT Light (定価 6万円弱、実売価格は それ以下)
DVStorm 2 Light (定価12万円弱、実売価格は それ以下)
は、
DVCAM の規格の映像をパソコンに取り込む事に対応しています。
(家庭用デジタル ビデオ カメラの、通常の DV 規格にも対応しています)
個人の研究費で購入するには
10万円代の家庭用デジタル ビデオ カメラ
6千円程度の汎用の IEEE 1394 の Video Capture Board (Card)
Windows XP の無料 付録ソフト「ムービー メーカー」
が適当である。
▼舞踊に関する映像データベースに関する参考図書として以下のものも
上げられます。
ソシム社「マルチメディア データベース Web の作り方」
西村めぐみ著・2千9百円
Soft Bank社 「XML データベースによる Web アプリケーション開発」
株式会社メディアフュージョン XML ラボ著 2千9百円
▼学会などで画像を綺麗に表示する方法
まず一番綺麗に表示されるのは
(1) デジタル ビデオ編集ソフトで編集の終わった映像作品を、
デジタル・ビデオ・カメラ内の Mini DV テープに直接出力する。
「スピーカー」と液晶プロジェクターに
音声・映像統合ケーブルで繋がれた
デジタル・ビデオ・カメラで Mini DV テープを
再生して表示する方法です。
この (1) の DV そのままの映像情報に、時間方向に圧縮をかけて
下記の (2)(2') の映像が作成されますので、
上記の(1) の方が 下記の(2)(2') より綺麗です。
その次に綺麗なのは
(2) デジタル映像編集ソフト から
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイル
(上記が無理な時は、Cinepak 圧縮の Quick Time 映像ファイル)
を出力し、
ノート パソコンのハードディスクにコピーして、
Macintosh や Windows のノート パソコンの Quick Time Player で再生し、
音声ケーブルと映像ケーブルで接続された
スピーカーと液晶プロジェクターで表示する方法です。
これによって Macintosh で作成した映像ファイルを
Windows で再生表示したり、
Windows で作成した映像ファイルを Macintosh で再生表示する事が
可能になります。
(少し古いパソコン雑誌には、Windows の Quick Time Player では
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイルより画質の劣る
Cinepak 圧縮の Quick Time 映像ファイルしか再生表示できないと
書かれていますが、服部の Windows XP の Quick Time Player で
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイルが再生されましたので、
新しい Windows XP の Quick Time Player でも
かなり高い確率で再生表示されると予想いたします。
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイルの方が、
下記 (2') の DVD-Video を作成する時に使用する
Mpeg2 映像ファイルよりも、
後で修正・編集しやすいと思っておりますが、
「そうでない」と思われる方は御教示ください。)
これと同じレベルの綺麗さになるのは
(2') DVD-Video を ノート パソコンで再生表示して
スピーカーと液晶プロジェクターで表示する方法です。
DVD-Video を再生するソフト Power DVD もしくは Win DVD などを、
ノート パソコンにインストールする必要がございます。
Power DVD は DVD-Video だけでなく、Quick Time 映像ファイルを
直接に再生表示する事が可能ですので、
服部は Power DVD を使用しております。
(Mini DV テープから S-VHS ビデオ テープに
ダビングして作成するというコピーの作業が入るため)
最も綺麗さが劣るのが、
(3) S-VHS ビデオ テープで再生する方法ですが、
NTSC が採用されている国のどの会場でも
最もトラブル少なく再生表示可能な方法ですので、
韓国での舞踊学会大会などの時も、
上記の方法とと併用して S-VHS ビデオ テープも
安全のため持って行った方が
よろしいかもしれません。
(韓国も日本と同じように NTSC ですよね?)
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Macintosh でも Windows でも稼動する
Quick Time Player で再生表示できる
映像ファイルを作成するためには、
Sorenson圧縮の Quick Time 映像ファイル
(それが無理な場合には、
Cinepak 圧縮のQuick Time 映像ファイル)
の形式で、
デジタル・ビデオ Capture & 編集ソフト
(Windows 上の最も安価なソフトは、大学生協やパソコン店で教官・学生なら
8千円で購入できる Ulead社の Video Studio 6 アカデミック・パック、
解説書は
「Media Tech 社:Video Studio6 徹底活用マニュアル」
御手洗毅著、2千5百円」
など、
Macintosh 上のデジタル・ビデオ Capture & 編集の
最も安価なソフトは i Movie 2 )
から出力すれば可能です。
(少し古いパソコン雑誌には、Windows の Quick Time Player では
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイルより画質の劣る
Cinepak 圧縮の Quick Time 映像ファイルしか再生表示できないと
書かれていますが、服部の Windows XP の Quick Time Player で
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイルが再生されましたので、
新しい Windows XP の Quick Time Player でも
かなり高い確率で再生表示されると予想いたします。
Sorenson 圧縮の Quick Time 映像ファイルの方が、
DVD-Video を作成する時に使用する
Mpeg2 映像ファイルよりも、
後で修正・編集しやすいと筆者は思っておりますが、
「そうでない」と思われる方は御教示ください。)
それらの Quick Time 映像ファイルを、
HTML や
SMIL (Synchronized Multimedia Integration Language)
で呼び出せば、Macintosh でも Windows でも再生表示可能な、
学術的には通用する 舞踊のDigital Archive になると存じます。
実際、上記のソフトだけでも、
複数の方向から撮影された映像ファイルや、
CG の映像ファイル・グラフの映像ファイルなど、
複数の映像ファイルを同期付けて再生表示する
新しい映像ファイルを作成することが、
時間さえかければ可能です。
(Media Tech 社:「Video Studio6 徹底活用マニュアル」
御手洗毅著、2千5百円
p. 129、
フェイド イン・フェイド アウトの解説は、p.286 )
たった4千円で購入できる
Apple 社 Quick Time Pro でも、
複数の映像ファイルを同期付けて再生表示する
新しい映像ファイルを作成するなど、
かなりの映像ファイルを作成することが可能です。
BNN 社 妹歯康著 2千8百円
「Quick Time Guide Book」
p.51 Quick Time Pro 購入方法
p. 101複数の映像ファイルを同期付けて再生表示
p. 158 SMIL
を一読される価値はあると存じます。
Macintosh でも Windows でも稼動する
デジタル映像 再生 & 編集ソフト
Quick Time Pro を中心に据えて
映像ファイルを作成することによって、
Macintosh と Windows で、ほぼ同様の
映像再生環境が整います。
SMIL に価値を見出される場合には、
株式会社 SCC 出版、リアルネットワークス社監修、
小泉昌弘著 2千4百円
「SMIL で作るストリーミング コンテンツ」
や
中村美奈子・八村広三郎
「ラバノーテーションとコンピュータ テクノロジー」
舞踊学会論文集「舞踊學」第24号 pp.17-22, 2001
を
読まれると参考になります。
特に中村先生の論文の p.21, 図12の通りの
SMIL ファイルで、複数の映像ファイルを
同期付けて再生表示できます。
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下記に提案している映像ファイルのバックアップのための
DVD-R 書き込み装置や
デジタル・ビデオ・カメラから映像を取り込むパソコンの製作や、
音楽の録音を高質にパソコンに取り込む装置などは、
東京都 秋葉原
ツクモ5号館 キャプチャ王国
電話 03-3251-0531
にて、詳しい店員の説明を受けながら
購入することができます。
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学会発表のためにパソコンで映像ファイルの資料を
完成させても、次の学会発表に向けて、
作り直したいと思うことが、しばしば起こります。
ですからデジタル・ビデオ・カメラから
パソコンに取り込まれた直後の映像ファイル
(圧縮率が低くて、切り貼りの再編集を繰り返しても
画質が劣化しない映像ファイル)である
Macintosh の Apple DV codec の映像ファイルや
Windows 標準の DV codec の映像ファイルは、
保存し続けざるを得ないと存じます。
それらの映像ファイルは、圧縮率が低いために、
9分間で 2GB に達してしまう
容量の大きい物ですので、
パソコンのハードディスクが溢れないように、
IEEE 1394 もしくは USB 2.0 で
DVD-R 書き込み装置をパソコンに外付けして
(5万円程度の出費)、
映像ファイルを DVD-R に保存せざるを得ないのが
現状と存じます。
(1枚700円もする DVD-R に、たった20分間の
DV codec の映像ファイルしか保存できないの事に、
不満は感じますが)
他の研究者達に映像資料を DVD-R で手渡すに
あたっては、
できるだけ長い時間の映像を1枚の DVD-R に
保存するために、
映像ファイルを圧縮する必要が生じますが、
Macintosh でも Windows でも再生表示できる
映像ファイルとしては、Quick Time 形式
(〜.mov )が現実的だと感じます。
BNN 出版・妹歯康著・2千8百円
Quick Time Guide Book
Quick Time 以外にもっと適切な形式の
映像ファイルが有れば、
御教示くださいますよう
お願い申し上げます。
(上の部分は神奈川工科大学 服部元史による。)